今回は簡単なカモ(迷彩)柄のパターンスウォッチの作り方を解説します。
タイプ的にはウッドランドのカモです。
今回は少しシンプルなカモ柄ですが、この方法で1リピートをもっと描き込めば
かなりリアルなカモ柄になりますので、ぜひ、試してみてください。
イラレをまだインストールされていない方は以下からどうぞ!!
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模様を作る
まずはカモ柄の模様を作って行きます。
楕円形ツールで適当に楕円を5つぐらい描きます。本当に適当で大丈夫です。
楕円が描けたら、これまた適当に回転ツールで傾けて、適当に重ねます。
出来上がったオブジェクトを選択して、メニューバー→効果→パスの変形→ラフ…を選択し、
ラフのダイアログを表示し、サイズ:5%、詳細:7%/inch ポイント=丸くをチェック。
数値は楕円の大きさによって変わりますので、「プレビュー」に✓を入れて、
バランスを見ながら作業してください。
この作業でCAMO柄の模様のランダムにデコボコした模様に変換できます。
模様を増やす
模様が一つ完成したら、その模様を使って模様を増やしていきます。出来上がった模様をコピーして、
3つの方法で全く違う模様にしていきます。
1.パーツ1つを移動させる。
2.パーツ1つの大きさを変える。
3.全体の角度を変える。
1.パーツ1つを移動させる
選択ツールでパーツを1つ移動させます。
パーツ自体がランダムな形をしていますので、これだけでも違った模様に見えます。
2.パーツの1つの大きさを変える
選択ツールでパーツ1つを選択すると、パーツの周りに四角のガイドが表示されますので、
この四角のガイドをドラッグして、大きくしたり、小さくします。
大きさを変えるだけで、ラフのアピアランスが自動的にデコボコの形も変えてくれます。
3.全体の角度を変える。
柄のオブジェクトを選択して、回転ツールやリフレクトツールで全体の角度や向きを変えます。
上記の3つを組み合わせると簡単に全く違う模様が作製出来ます。
このやり方を繰り返し3色9パターンの柄を作ります。
この段階でそれぞれの模様をグループ化しておくと後の作業がしやすいので、
⌘+Gでグループ化しておいてください。
模様を配置する
作った模様を配置していきます。適当な大きさのオリーブの長方形を作ります。
この上にまずはブラウンの模様を配置していきます。
配置に関しても適当で良いのですが、上と左の辺には模様が重なるように
下と右の辺には模様が重ならないように配置してください。
次にベージュの模様を配置します。この時も上と左の辺には模様が重なるように
下と右の辺には模様が重ならないように配置してください。
最後は黒の模様を配置します。今回もルールは同じで、上と左の辺には模様が重なるように
下と右の辺には模様が重ならないようにします。
配置が出来たら、全てを選択して、メニューバー→オブジェクト→アピアランスを分割を選択し、
パスに変換してください。
リピートを付けてスウォッチに登録
配置が出来たらリピート(柄の繰り返し)をつけます。
全てのオブジェクトを選択して、「option」を押しながら右側にドラッグコピーします。
この時、「shift」を押しながらやると、きれいに180°移動できます。
オリジナルのオブジェクトの右側の辺とドラッグコピーの左側の辺がきれいに重なるようにしてください。
同じ作業を下側にも繰り返します。
ドラッグコピーしたオリーブの背景を消します。
オリジナルのオリーブの背景が残るので、この背景と重なっていない模様を全て消します。
最後にオリブーの背景を選択して、⌘+C & ⌘+Bでコピー&背面にペーストし、
背面にペーストした方を塗りも線も透明にします。
この透明の四角が重要でこの四角の内側にある物だけが、パターンに登録したときに反映される部分です。
透明四角がないとはみ出した部分もパターンとして登録されてしまいますので忘れないでください。
あとは全てを選択して、スウォッチにドラッグすればパターンの完成です。
今回は簡単な作り方の解説なので、省略したウッドランドですが、
模様の数を増やして、1リピートの大きさを大きくすればもっとリアルなCAMO柄が作れますので、
お時間のある方は挑戦してみてください。
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