コマネコ
アパレル製品のサイズ採寸箇所について解説致します。
コロナ禍でAMAZONやZOZOで洋服を買うことが増えた方も多いと思います。
ただ、お店で買うのと違って試着ができないので、
サイト内のサイズ表を参考にして購入されているかと思います。
サイズ表には身巾、着丈、身丈、袖巾、袖丈などの箇所でサイズが記入されてますが、
どの箇所かおわかりでしょうか?
そんなサイズの採寸箇所をまとめてみました。
TOPSの採寸箇所
TOPSの採寸箇所です。アイテムや袖の形状で計り方や計る場所が変わります。
ポイント | 名称 | 解説 |
ⓐ | 身巾 | 袖付け線の一番底(釜底)〜反対側の袖付け線の一番底(釜底)を直線で計ります。 「巾」なので半身のサイズです。 販売サイトによっては「バスト」や「胸囲」として、 1周ぐるりで表記されていますが、 「バスト」÷2=「身巾」で目安になります。 |
ⓑ | 着丈 | 主にTシャツやスウェット等の丈の計り方です。 着る前と着た後で長さが変わりやすいカットソーやニットなどは 「着丈」で表記するのが一般的です。 肩とネックラインが交差する点(サイドネックポイント)から 直角に裾までを計ります。 |
ⓒ | 身丈 | 主にジャケットやシャツ等の丈の計り方。 着る前と着た後で長さが変わりにくい布帛のアイテムなどは 「着丈」で表記するのが一般的です。 後中心の衿付け線(ネックライン)から裾までを計ります。 |
ⓓ | 肩巾 | 身頃の肩先(ショルダーポイント)から身頃の肩先(ショルダーポイント)までを 直線で計ります。 |
ⓔ | 裾巾 | 裾の両脇間を直線で計ります。 Tシャツ等には裾がカーブ(ラウンド)している物もありますが、 その場合も直線で計ります。 |
ⓕ | 袖丈 | 身頃の肩先(ショルダーポイント)から袖先までを直線で計ります。 |
ⓖ | 裄丈 | 普通の袖の場合「肩巾」+「袖丈」表記されますが、 「肩巾」のサイズを出せないラグラン袖の時によく使われます。 後中心のネックラインから肩で角度を変えて、袖先まで計ります。 |
ⓗ | 衿巾 | 衿の後中心の上から下までを計ります。 |
ⓘ | フード丈 | フード口の上から下まで計ります。 |
ⓙ | フード巾 | フードの一番広い部分を計ります。 |
ⓚ | 天巾(外天巾) | 肩とネックラインが交差する点(サイドネックポイント)から 反対側の肩とネックラインが交差する点(サイドネックポイント) までを計ります。 |
ⓛ | 前下がり | 肩とネックラインが交差する点(サイドネックポイント)から 直角に前中心の衿付け線(ネックライン)までを計ります。 |
ネット通販のサイズ表記は最小限
色々と採寸箇所を記入しましたが、AMAZONやZOZO等の販売サイトでは
「着丈」、「身巾」、「袖丈」ぐらいしか表記が無かったりします。
Tシャツやスウェットなどであれば、持っているお気に入りアイテムのサイズを計っておけば、
ネット通販で購入するときにサイズ感がつかめると思います。
「身丈」と「着丈」
販売サイトによってはスウェットやTシャツ等でも着丈と表記されていたり、
「着丈」と「身丈」が混同されている事が時々あります。
普通のTシャツなら「着丈」で計っても、「身丈」で計っても大きな差はありませんが、
(±1~1.5cm程度だと思います。)
後の衿ぐり(後下がり)が大きく開いたデザイン等だと「身丈」と「着丈」の
差が大きくなりますので、注意が必要です。
まとめ
素材や混率によって着心地は大きく変わります。
ポリウレタンが入っている素材ならストレッチ性が高く、いつものサイズでもゆとりがあったり、
逆に伸びにくい素材ならいつも着ているサイズでも着心地が悪かったりします。
ネット通販のサイズはあくまでも目安と捉え、レビューや商品紹介文などを読んで
購入することをおすすめします。
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