イラレ初心者必見:「自動ツール」の使い方を画像と動画で解説!!

Adobe Illustrator

Adobe illustratorの「自動選択ツール」について解説致します。

このツールは指定した条件でファイル内のすべての条件を満たすオブジェクトを

一度に選択出来る非常に便利なツールです。

 

自動選択ツールはツールバー左側、上から2番目にあります。

もしくは「Y」のキーを押すとショートカットで表示されます。

魔法の杖みたいなアイコンのツールで、アイコンの通り魔法のように便利なツールです。



 

 

自動選択ツールの特徴

自動選択ツールは他の選択ツールと違い、直接クリックしなくても

指定された条件だけを選んで選択してくれるツールです。

 

「メニューバー」→「選択」→「共通」からも似たような作業が出来ますが、
私は自動選択ツールの方が手っ取り早くて使いやすいです。

  

ツールバー内の自動選択ツールのアイコンをダブルクリックすると

下の様な条件を設定する画面が出て来ます。

この設定画面で指定する条件を設定します。

条件の項目は5つ。

  • カラー(塗り)
  • カラー(線)
  • 線幅
  • 不透明度
  • 描画モード

 

同じ条件のオブジェクトをクリック1つで自動的に選択

下の様なそれぞれ色(塗り)の違う5つの星を準備し、ランダムに並べました。

C100,M100,Y0,K0C90,M30,Y95,K30C0,M95,Y20,K0C0,M100,Y100,K0C5,M0,Y100,K0
色(塗り)の違う5つの星。下の数値はCYMKの数値です。

星をランダムに並べられた星

まず、自動選択ツールのアイコンをダブルクリックして、条件設定のウインドを出します。

次にカラー(塗り)に✓を入れ、許容値を0にします。

この状態でピンクの星を自動選択ツールでクリックすると同じ色(塗り)の

ピンクの星が全て一度に選択出来ます。

 

 

許容値について

それぞれの条件項目の許容値を設定することで近い色を選択する事が出来ます。

今度は分かりやすいようにK100〜K20のグレースケールの星を準備しました。

 

近似値を上げるごとに選択される範囲が広がります。

許容値=0
許容値=20
許容値=40
許容値=60
許容値=80

ただし、CYMK等で色の数値が入っている物はかなり複雑なので、

感覚的に使うのもアリだと思います。

 

 

条件を複数設定できる

選択条件を複数設定することも出来ます。

例えば「カラー(塗り)」+「線幅」や「カラー(塗り)」+「不透明度」など、

各条件項目の横に✓を入れるだけで複数の条件で選択出来ます。

 

 

どんなときに使う?

私はアパレル関係のデザイナーなので、デザイン画で配色を組んだ後に

色変えをする時などによく使います。

例えば、下のデザイン画のように4色展開のTシャツを並べたときに

赤のトーンを抑えたい時に自動選択ツールで赤を指定して、

カラーやスウォッチから色を変えたりします。

アパレルのデザイン画は塗りのある袖や身頃の部分や

塗りの無いステッチやシワの部分が1つのグループに混在しているので、

配色を変えるのには本当に便利です。

 

 

その他にもボディーカラーによってはアウトラインの線が見えにくくなるので

他の配色にはロックをかけて、1配色のみアウトラインの色を変えたりします。

使い方はデザインのシーンによって、色々あると思いますので、

皆さん各自のシーンでの使い方を考えてみるとデザインワークの効率化が図れると思いますので、

ぜひやってみてください。

 

 

動画で説明

上記の内容を短い動画にまとめましたので、

ご覧頂けると分かりやすいと思います。



コメント

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