イラレのアピアランスを使って簡単にチョークで手描きしたような文字を描く方法を
画像付きで解説致します。
最初からチョークで書いたようなFONTもありますが、この方法を使えば
色んなFONTで加工できて非常に便利です。
テキストオブジェクトのまま加工できるので、後から文字の修正やFONTの変更も可能です。
・テキストオブジェクトのまま加工するので、文字の内容変更が簡単。 ・色んなFONTに対応し、加工後もFONTを変更出来る。 ・線の太さや密度を調整して、手描き感を調整できる。 ・テキスト以外にも加工可能 |
STEP1.加工したい文字を書く
文字ツールで手描きチョーク風に加工したい文字を書きます。
今回はお店の看板をイメージして「Wellcome」にしてみました。
黒板に描いたように見せるためにC90%,M30%,Y95%,K70%の背景の上に
描いていきます。
次にカラーパネルで塗り、線ともに色無し設定します。
画面上からは見えなくなりますが、テキストはありますのでご心配なく。
STEP2.カラー情報を設定
次にメニューバーの「ウインドウ」→「アピアランス」を選択すると
「アピアランスウインドウ」が表示されます。
この「アピアランスウインドウ」から諸々の設定をしていきます。
ウインドウが表示されたら、塗り、線が色無しになっている
透明の「Wellcome」のテキストを選択ツールで選択します。
この状態で「アピアランスウインドウ」からカラー情報を設定していきます。
塗りと線のカラーを設定します。
「アビアランスウインドウ」の左下の四角いアイコン(左から2番目)をクリックして
塗りの情報を表示させます。
塗りのカラー情報をクリックするとパレットが表示されますので、
カラーを「水色」に設定します。
線も同じ要領でカラー情報を設定します。
線は「白」に設定し、線幅を2ptにします。
文字はこんな感じで着色されています。
STEP3.効果を設定
次に「線」、「塗り」にそれぞれの効果を加えて行きます。
まずは「線」に「ラフ」の効果を加えます。
アピアランスウインドウの「線」を選択した状態で、
メニューバー→効果→パスの変形→ラフ…の効果をかけます。
加工の種類の文字の大きさにもよるので、数値は一概には決められませんが、
サイズ=0.5%、詳細=30/inchを目安にして、
ラフウインドのプレビューに✓を入れて、加工の具合を確認しながらやると良いと思います。
次に塗りの加工です。
塗りの加工はチョークでこすったような加工にします。
線の時と同じようにアピアランスウインドウの「塗り」を選択した状態で、
メニューバー→効果→スタイライズ→落書きの効果をかけます。
塗りの加工も文字のバランスや大きさによって変わりますが、
以下ぐらいの分量を目安に、プレビューで見ながら設定してみてください。
特にFONTの種類で角度を変える方がより、塗りつぶし感が出せます。
これで手描き風チョーク文字の完成です。
まとめ
他のFONTやオブジェクトと組み合わせることで
チョーク看板風のグラフィックが作れますので、色々試してみた下さい。
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