今回はAdobe Illustratorのシアーツールの使い方をイラレ初心者の方に向けて解説致します。
シアーツールはオブジェクト(図形)やパターン(柄)を斜めに傾けるツールです。
斜めになったイタリック(斜体)のFONTが無いときなどに簡単にイタリックにできるので
便利なツールです。
シアーツールはツールバーの右側、上から7番目の拡大・縮小ツールを右クリックすると出てきます。
ドアを歪めたようなアイコンです。
基本的な使い方を以下の項目で解説致します。
オブジェクトをドラッグで傾ける。
まずは一番基本的なドラッグでの傾けから解説致します。
ドラッグでの操作はシンプルです。
1.傾けたいオブジェクトを選択ツール等で選択。
2.ツールバーからシアーツールを選ぶ。
3.傾けたい方向にドラッグ。
ドラッグする方向を縦方向にすれば縦に傾きます。
ダイアログを使って傾ける
ツールバーのシアーツールのアイコンをダブルクリックするとシアーダイアログ出てきます。
このダイアログに数値を入力して傾ける事ができます。
ダイアログを使えば正確な角度、オブジェクトorパターンの選択もできますし、
プレビュー機能で確認しながら傾けの操作が行えます。
ダイアログにシアーの角度を入力して傾ける
シアーの角度の項目に数値を入れて正確な角度に傾ける事ができます。
例えば、15°の角度で水平方向に傾けると以下の様な感じです。
30°の角度で垂直方向にだとこんな感じです。
パターンを傾ける
オブジェクト(図形)を傾けられるの上記の説明でもお分かりいただけたと思いますが、
パターン(柄)を傾ける事もできます。
ダイアログのオプションでを以下の様に設定します。
□オブジェクトの変形 ✓パターンの変形
この設定でオブジェクトは傾けずにパターンのみを傾ける事ができます。
もちろん、オブジェクト、パターンの変形どちらにも✓を入れると、
どちらも同時に傾ける事ができます。
テキストを傾ける
テキストオブジェクトも傾ける事ができます。
斜めになったイタリック(斜体)のFONTが無いときなどに簡単にイタリックにする事ができます。
実例!!良く使うテクニック
正直、私の仕事ではあまりシアーツールは使わないのですが、
影を作るときなどに時々使います。人物の影や文字の影を作るときには便利です。
影を入れるだけで見栄えが変わってきます。
皆さんそれぞれのデザインシーンで色んな使い方があると思いますので、
シアーツールの使い方を研究してみてはいかがでしょうか?
コメント