絵心がなくても出来る!イラレを使ったステンシル風のロゴの作り方を画像付きで解説

Adobe Illustrator

今回はAdobe Illustratorを使ってステンシル風のミリタリーロゴの描き方を画像付きで解説致します。

ロゴの作り方に加えて、ステンシル風のFONTも紹介いたしますので、最後まで読んで頂けるとうれしいです。

ステンシルはDIY等でも使われているようなので、是非オリジナルのグラフィックを作って頂きたいです。

 

Adobe Illustratorをお持ち出ない方は以下よりどうぞ。



ステンシルとは

Wikipediaによると

「文字や記号、円などの幾何学図形や簡単なイラストの形にくりぬかれている。紙などにテンプレートを当て、穴の内側を筆記具でなぞったり、あるいは上からテンプレートごと塗装したりすれば、同じ大きさ・同じ形の文字や図形を速く書くことができる。」と書かれています。
簡単に言うと文字などの型を使って、正確にきれいに描く方法で、

戦車や戦闘機など乗り物ボディーや昔のフライトジャケット等に使われていたりします。

型をくりぬいて作るので下記の図1のように文字や図形が所々切れているのが最大の特徴です。

ステンシルの図形を描く

では早速、イラレを使って図形部分から描いていきます。

 

ツールバーの上から5番目、「楕円形ツール」を使って、70mm×70mmの正円を描きます。

楕円形ツールを選択して、適当な場所をクリックすると楕円形ツールのダイアログが表示されます。

このダイアログに幅:70mm、高さ70mmと入力しOKをクリック

次に塗りと線の設定をします。

塗り=透明、線=オレンジで設定し、メニューバー→ウインドウ→線を選び

「線ウインドウ」を表示し、線幅を15ptに設定。

この線をアウトライン化します。パスを選択した状態で

メニューバー→オブジェクト→パス→パスのアウトラインを選びます。

この作業で線の内側と外側がそれぞれアウトライン化されます。

アウトライン化したものを円のサイズを調整します。

メニューバー→ウインドウ→変形「変形ウインドウ」を表示します。

変形ウインドウの右側の「縦横比を固定」クリックして、縦横比を固定します。

鎖がつながっているようなアイコンです。
この状態でWの数値に70mmと入力すると、自動でHも70mmと入力されます。

これで高さ幅=70mm、高さ=70mmの二重円ができます。

次に星を描きます。ツールバーのスターツールを選び、適当な場所をクリック。

スターのダイアログを開きます。このダイアログで星の大きさや形を決めるのですが、

円の外側と同じ大きさにしたいので、以下の様に数値を入力してください。

第1半径=35mm、第2半径=14mm、点の数=5

第1半径は円の直径の半分、第2半径は第1半径の40%ぐらいがちょうど良い感じです。

星を円の中心に配置します。分かりやすいように星の色を「赤」にしてますが、

色を変える必要はありません。

星と円を選択して、メニューバー→ウインドウ→整列「整列ウインドウ」を表示します。

オブジェクトの整列の「水平方向中央に整列」「垂直方向上に整列」を続けて実行します。

この操作で外側の円と星の角がきれいに重なります。

星は上下が対象ではないので、「垂直方向上に整列する」のがポイントです。

円の切れ目を作ります。星の外側の線に平行に切れ目を作ります。

星を選択し⌘C+⌘B(コピー+背面にペースト)します。

そのまま、背面にペーストした星の色を塗りと線を共に赤に変えておきます。

色を変えなくても出来ますが、後で、余分な部分を消すときに便利なので、星とは違う色にしておくと便利です。

黄色の星を選択して、⌘3で見えない状態にします。

次に赤い星を選択し、「メニューバー」→「オブジェクト」→「パス」→「パスのアウトライン」を選んで線の部分をアウトライン化します。

この作業で元々1つのオブジェクトが3つに分かれます。

円と星の全てのオブジェクトを選択して、パスファインダーの「分割」をクリック

不要な部分を消します。

ツールバーから自動選択ツールをダブルクリックすると「自動選択ウインドウ」が表示されます。

自動選択ウインドウ内のカラーにチェックを入れ許容値に0と入力

この状態で赤い部分のどこかをクリックすると、同じ色の塗りが全て選択されます。

あとは「Delete」ボタンを押せば赤い部分は全て消えます。

最後に隠していた黄色い星を⌘+Shift+3で隠していた黄色い星を表示してあげれば

星の図形部分は完成です。

ステンシルフォント(STENCIL FONT)を選ぶ

次に文字の部分を作ります。文字の部分はステンシル調のフォントが色々ありますので、

フォントを使って作ります。

ごく一部ですが、ステンシルフォントを紹介します。

Stencil Std Bold

Adobe Fontのフォントで、太めの明朝体のステンシルフォントです。

アメリカのミリタリーっぽいフォントです。

Stencil Std Bold

Boston Traffic Regular

ゴシック体のステンシルフォントです。

名前から考えるとボストンのバスや地下鉄に使われていいたのかな?

シンプルで使いやすくしかもフリーフォントです。

Boston Traffic Regular

OctinStencilRg-Regular

ミリタリーというより、ちょっと宇宙っぽい感じのフォントです。

クールで近未来チックなイメージのフリーフォントです。

OctinStencilRg-Regular

略字超少明朝ステンシル風

こちらは番外編です。ステンシル風の日本語フォントです。

こちらもフリーフォントです。

略字超少明朝ステンシル風

図形と文字を組み合わせる

最後に図形と文字を組み合わせて完成です。今回はStencil Std Boldと組み合わせてみました。

ステンシルロゴの作り方をマスターするとDIY等にも応用できますので、

googleで「ステンシルシート 作り方」で検索すると

ステンシルシートの作り方を解説しているページも多いので是非作ってみてください。

 

 

Adobe Illustratorをインストールしてステンシルに挑戦してみてください。



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