Adobe Illustratorを使ってカレッジ風のアーチ文字の作り方を解説致します。
あなたのチームTシャツ作りやロゴの作成に役立つと思いますので、
参考にして頂けると嬉しいです。
以前にも「パス上文字ツール」を使ったカレッジ風アーチ文字の作り方を解説しましたが、
今回は「エンベローブ」を使って違うタイプのアーチ文字の作り方を解説致します。
・テキストオブジェクトのまま加工するので、文字の内容変更が簡単。 ・文字のバランスがくずれない。 |
アーチに加工する文字を書く
まずはアーチに加工する文字を書きます。
今回は以下の内容で「SANDIEGO」という単語にしました。
1.FONT=Versa Versa
2.FONT SIZE=72pt
3.塗り=白
4.線=黒、5pt
(カレッジ風なFONTは以前の投稿にまとめてますので参考にしてみてください。)
アーチの形を決める
今回の作り方はエンベローブを使って作成します。
「オブジェクト」→「エンベローブ」→「ワープ」→「円弧」でも作れなくはないのですが、
どうしても文字のバランスが崩れてしまいます。
なので今回は「エンベローブ」→「最前面のオブジェクトで作成」を使って作成します。
このやり方はアーチの原型を作って、文字をそのアーチの形に変形させるやり方です。
まずは以下の手順で基準になるアーチを作成します。
1.長方形を作る
まずは長方形ツールで長方形を作ります。
この長方形が完成時の縦横のバランスになります。
今回は幅150mm×高さ50mmで作成します。
作りたいイメージで数値は変えてみてください。
2.エンベローブで長方形をアーチ状に…
メニューバーの「オブジェクト」→「エンベローブ」→「ワープ」を選びます。
「ワープオプションの」ウインドウが出るので、
ウインドウ内のスタイルで「円弧」を選び、水平方向をチェックして、「カーブ=40%」に設定。
3.アーチの両端を垂直にカット
次にアーチの形を整えます。
先ほどアーチに加工した長方形を選択して、
メニューバーの「オブジェクト」→「エンベローブ」→「拡張」を選び、
これでパスとして編集することができるようになります。
次にアーチの両端を垂直にカットします。この時左右対称の仕上がりにしたいので、
まずは文字と同じ幅ぐらいで2本の線を書きグループ化します。
次にグループ化した2本の線とアーチのオブジェクトを選択して、
メニューバーの「ウインドウ」→「整列」を選んで「整列ウインドウ」を表示し、
「オブジェクトの整列」で「水平方向中央に整列」を選択して、2本の線とアーチを中央で揃えます。
中央で整列ができたら、メニューバーの「ウインドウ」→「パスファインダー」を選んで
「パスファインダーウインドウ」を表示し、「分割」を選択して、両端を垂直にカットします。
これで原型のアーチが完成しました。
上記のアーチの作り方はあくまで一例です。
色々な作り方がありますので、色々な作り方を
文字をアーチに加工する
次にアーチの原型と文字を選択ツールで選択します。
この時アーチと文字は離れていても大丈夫ですが、
重ね順はアーチが文字の上になるようにしてください。
後は「エンベローブ」→「最前面のオブジェクトで作成」を選べば完成です。
動画で解説
解説動画です。合わせてご覧下さい。
まとめ
この方法は原型のアーチさえあればできるので、加工の作業工程は非常に簡単です。
いろんなアーチ形の原型をあらかじめたくさん作っておけば、簡単にバリエーションが増やせますし、
以前解説したアピアランスでフチを付ける方法と組み合わせると
更にバリエーションが広がりますので、あなたのチームTシャツやチームロゴの作成に
お役立てください。
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