イラレでテキスト（文字）に影を付ける方法は様々ありますが、今回はアピアランスを使って
夕日を浴びたような影の付け方を解説致します。
テキストに（文字）に影を付けるだけで奥行きを出せるのでデザインの幅が広がります。
| ・オブジェクトが1つで済む ・テキストオブジェクトのまま加工するので、文字の内容変更が簡単。 ・影の形状や色をアレンジできる。 |
下準備：影を付けたい文字を書く
まずは影を付けたいテキストをを文字ツールで書きます。
文字ツールはツールバーの左側・上から4番目にあります。
Tのアイコンが目印です。
今回は後から光が当たって前側に影が出るようにしたいので、
文字の下側が揃っている方がそれらしく見えます。
なので小文字の「g」や「ｙ」などの下に伸びている文字はこの加工には不向きです。
文字が書けたら、この段階で色を付けておきます。今回は赤にしておきます。
STEP1.影になる塗りを追加する
次に影になる部分を作成します。
アピアランスウインドウから「新規塗りを追加」します。
メニューバーの「ウインドウ」→「アピアランス」を選択すると
「アピアランスウインドウ」が表示されます。
以下の手順で新規塗りを追加します。
1.テキストを「選択ツール」で選択する。
2.アピアランスウインドウの左下の「新規塗りを追加」をクリック。
3.「塗り」と「文字」の順番を入れ替える。
「文字」が「塗り」の上になるので、見た目は赤になっています。
STEP2.影の形を決める
影になる塗りの形を決めます。
以下の手順で前の文字の下側から伸びるように設定していきます。
1.テキストを選択した状態で、アピアランスウインドウの影になる「塗り」を選択。
2.メニューバー→「効果」→「パスの自由変形」を選択。
3.上側の角を動かして、下側に広げる。
現状では以下の様な見え方です。
STEP3.影の位置を調整する
次に影の位置を決めます。STEP2.で作成した影では文字からベースの文字から少し離れているので、
以下の手順でベースの文字のしたにぴったりくっつけます。
1.テキストを選択した状態で、アピアランスウインドウの影になる「塗り」を選択。
2.メニューバー→「効果」→「変形…」を選択。
3.変形効果ウインドウの「移動」の垂直方向でマイナス方向に少し移動。
STEP4.影の色と不透明度を調整する
最後にカラーと透明度を調整して、影にリアリティーを持たせます。
不透明度は調整しなくても良いのですが、
背景にカラーを付けた時等にリアリティーが出ます。
1.アピアランスウインドウの影になる「塗り」の色情報をクリックし、グレーにする。
2.「不透明度」を30％程度に設定する。
まとめ
アピアランスを使って影を表現する方法は他にもアレンジが効きますので、
他の影の付け方についても、このブログでも紹介していこうと思います。
皆さんもいろんな影の付け方を試してみてください。
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