イラレでルート66の道路標識を描く方法を画像付きで解説

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Tシャツのグラフィック等にも良く使われるアメリカの道路標識。
特に「ルート66」はその代表です。

今回はAdobe Illustratorを使ってルート66の標識の描き方を画像付きで解説致します。

イラレでの描き方に加えて、Adobe Captureを使ったFONTの便利な検索方法も解説しますので、

最後まで読んで頂けるとうれしいです。

・フチ取りをアウトラインする方法
・画像から色をとる方法
・フォントの検索方法

標識の形をトレースする

まずは標識の形をトレースします。

google等の検索エンジンで「ルート66 標識」などのキーワードで画像検索をします。
色々でてきますが、今回は実際の標識同様の赤×青の物を選びました。

選んだ画像をブラウザーから直接イラレのアートボードにドラッグすればイラレ上に画像が表示されます。

表示された画像を⌘2でロックします。ロックする事でベースの画像を誤って動かしてしまうことなく

トレース出来ます。

ペンツールで内側のラインをトレースしていきますが、分かりやすいように

塗り=透明、線=水色のパスで作業を進めます。

このような左右対称な図形は右か左の半分だけをトレースします。

左右の中心からスタートして、左右の中心で終わるようにトレースします。

左半分がトレースが出来たら、

スタート地点と終了地点のアンカーポイントをダイレクト選択ツールで選択して

「整列」→「オブジェクトの整列」→「水平方向右に整列」をクリック。

この作業をする事で完成時の中心が上下で揃います。

左半分が完成したら、選択ツールで選択し、リフレクトツール

「リフレクトの軸」→「垂直」を選んで「コピー」をクリック。

反転された物がコピーされるので中心が重なるように「Shift」を押しながらドラッグします。
この時に「表示」の「スマートガイド」に✓を入れていると、中心が重なったときに「交差」

ガイドが表示されるので分かりやすく便利です。

中心がきれいに重なったら、「パスファインダー」ウインドを開き、

右と左のオブジェクトを選択して、「形状モード」の「合体」をクリック

これで左右のオブジェクトが合体し、1つのオブジェクトになります。

外枠の作成

基本の形が出来上がったら、次に外枠を作ります。
まずは先ほど合体させたオブジェクトを塗り=赤、線=透明で色づけします。

色づけが出来たら⌘C+⌘B(コピー+背面にペースト)→塗り=白、線=白(12pt)で設定します。

更に同じ作業を繰り返し(⌘C+⌘B)→塗り=黒、線=黒(16pt)で設定します。

図6の右側のように3つのオブジェクトが重なってる状態になります。

次に一番上の赤いオブジェクトを⌘3(隠す)で見えない状態にし、

白いオブジェクトを選択し、「オブジェクト」→「パス」→「パスのアウトライン」を選びます。

この作業で線の内側と外側がオブジェクトに変換され、3つのオブジェクトに分かれます。

この3つのオブジェクトが選択された状態で「パスファインダー」「合体」で合体し、

1つのオブジェクトに戻します。

加工前と違うのは線の外側がセグメント(パスをつないだ線)になっています。

同じ作業を一番下の黒のオブジェクトにも行います。

色を付ける

合体後に⌘+shift+3(すべてを表示)を押し、全てのオブジェクトを表示します。

次に上下の仕切りの線を作ります。

トレースしたベースの画像をshiftをおしながら右にドラッグし、ベース画像の白い線の幅で

2本の直線をペンツールでかきます。この時、赤いオブジェクトの幅より広く描いてきてください。

この2本線と赤いオブジェクトを選択し、「パスファインダー」→「分割」で

赤いオブジェクトを切断します。

これでそれぞれのパーツに別の色を付けられるようになりました。

次に色を付けたい部分をダイレクト選択ツールで選択した状態で、

スポイドツールでベースの画像の色を抜きたい部分をクリックすると、その部分の色が拾えます。

このやり方で上部の赤、下部の青の色を拾って、真ん中の白は外枠に合わせます。

このやり方は画像データから色を抜く時に使えるので覚えておくと便利です。

Adobe CaptureでFONTを検索する

「ROUTE」と「66」の部分を作ります。

あまり複雑なFONTではないので、適当に合わせても良いのですが、

せっかくなのでベース画像に極力合わせてみたいと思います。

ここからは一旦、スマホを開いてAdobeが無料で公開しているアプリ、Adobe Captureを開きます。

インストールされていない方は無料なのでこの機会にインストールしてみてください。

スマホでAdobe Captureを開き、画面右下のカメラのアイコンをタップします。

カメラが起動されるので、パソコン画面のベース画像にレンズを合わせると、

文字の部分が自動で認識されるので、「ROUTE」の部分をタップして、

下の決定ボタンをタップすると、似ているFONTがAdobe Fontの中から検出されます。

後はこのFONTを使って、「ROUTE」と「66」を打ち込んで配置すると完成です。

(FONTが入っていない場合はアクティベートの必要があります。)

モノトーンにして、かすれ感を加えるとそのままTシャツのグラフィックに

使えそうな雰囲気になります。



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