Adobe Illustratorで文字で写真を切り抜く(トリミング)方法を解説いたします。
非常に簡単な方法ですので、一度やってみてください。
完成した写真文字を簡単に色変えする方法も最後に解説致しますので、
最後までお読み頂けると嬉しいです。
まだイラレをインストールされていない方はイラレを無理なくお得に導入する方法を
まとめていますので、読んでみて下さい。
写真を選ぶ
まずは写真を選びます。
写真はロイヤリティーフリーの画像素材サイトからダウンロードすると便利です。
ロイヤリティーフリーですが、使用条件はサイトによって違うので、使用条件をよくお読みください。
今回はあくまでもイラレの解説なので私のおすすめサイトを3つだけご紹介致します。
Adobe stock
イラレなどのソフトを販売しているAdobeの画像サイトです。
Adobe製品との相性が良いので私も仕事で使用しています。
写真の他、イラスト、ビデオなどもダウンロードでき、特にイラレのデータのストックは豊富です。
写真AC
写真ACは日本のACワークス株式会社が運営する国内最大級の画像ダウンロードサイトです。
会員数700万人以上、商用利用も可能な約240万点のフリーイラスト素材、無料画像が
ダウンロードできます
国内サイトなのでイベントのタグ(お正月、節分)が日本人に合っていますし、
イラストのカテゴリーも充実していますので、
ブログだけではなく、会社での資料作成や学校プリントなどの挿絵に幅広く活用できると思います。
。
PIXTA
PIXTAも日本の画像サイトです。
正直に言うと私はPIXTAであまりダウンロードしていませんが、
私の作成したデータをかなりの数登録しているので、そういう意味でおすすめさせてください(笑)
写真を文字でトリミング
写真が決まったら、早速作業にかかりましょう。
今回はNEW YORKの文字で写真をトリミングするので、マンハッタンの夜景の写真を
Adobe Stockからダウンロードしました。
写真が決まったら文字を打ち込みます。写真をトリミングするので、太めのFONTがおすすめです。
今回はAcklinというFONTを使用しています。
ツールバーの文字ツールで「NEW YORK」と打ち込みます。
文字が入力できたらアウトライン化してテキストからパスに変換します。
「メニューバー」→「書式」→「アウトラインを作成」もしくは
「⌘+Shift+O」でアウトライン化できます。
アウトライン化した文字を「複合パス」に変換します。
複合パスはグループと違い2つ以上のオブジェクトを1つのパスとして扱われます。
アウトライン化した文字を選択して、
「メニューバー」→「オブジェクト」→「複合バス」→「作成」もしくは
「⌘+8」で複合パスに変換できます。
複合パスを作成すると透明になってしまい、後々の作業がやりにくいので、線をブルーにしておいてください。
ダウンロードした写真(図1)と複合パスにした文字(図4)を重ねます。
この時、文字が上、写真が下になるように重ねて下さい。
文字の中が写真になるので、この段階で写真の位置をある程度調整して下さい。
(切り抜きたい部分がうまく見えるように・・・。)
重なったら写真と文字の2つのオブジェクトを選択して、
「メニューバー」→「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成」もしくは
「⌘+7」でクリッピングマスクが作成されて、写真が切り抜かれます。
この時、図4の複合パスが作成されていないと写真が切り抜けれないのでご注意ください。
クリッピングマスクを作成すると、写真の位置がよく分かるのでここで再度、写真の位置を調整しましょう。
ツールバーのダイレクト選択ツールで文字内の写真をクリック&ドラッグで動かして見せたい風景が見えるように調整して下さい。
これで写真入り文字の完成です。
写真の色を変える
ここからはおまけ的な作業ですが、簡単に写真の色を変える方法を解説します。
色を変えると言うよりは「色味」を変える感じです。
以下の手順で写真の上に黒い四角を作って下さい。
1.長方形ツールで文字よりも少し大きい長方形を描いて、文字の上に重ねます。
2.⌘+X でカット黒い長方形をカット。
3.写真の部分をダイレクト選択ツールで選択して、⌘+Fで写真の上にペースト。
4.写真が完全に隠れる様にダイレクト選択ツールで長方形の位置を調整。
これで一見真っ黒の「NEWYORK」になります。
ダイレクト選択ツールで黒の長方形を選択して、
「ウインドウ」→「透明」で透明ウインドウを表示します。
左上の「通常」と表記されている横の三角形みたいなマークをクリックするといろんなメニューが表示されるので、
下から2番目の「カラー」を選択します。すると写真がモノトーンに変わります。
この長方形のカラーを変えてやることで様々な色味の写真が作製出来ます。
イメージにあった色味の写真文字を作成してみて下さい。
他にもイラレで写真加工のやり方を書いた記事もありますので、よければ合わせてお読みください。
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