イラレで簡単!パターンブラシを使った野球ボールの描き方を画像付きで解説

Adobe Illustrator

今回はadobe Illustratorを使って野球ボールの描き方を画像付きで解説致します。

パターンブラシを使って縫い目を表現しますので、色んな角度の見え方を表現しやすいです。

また、野球チームのロゴ等にも使いやすいグラフィックなので、あなたのチームのロゴに活用してください。

まだイラレをインストールされていない方はイラレを無理なくお得に導入する方法を

読んでみて下さい。

縫い目のベースを作る

今回はボールの縫い目をパターンブラシで作成しますので、まずはその縫い目のベースから作っていきます。

ツールボックのペンツールでステッチを1本書きます。ハンドルを使って、ステッチ自体に少しカーブを付けて描きます。

カラーは塗り=透明、線=赤に設定しておいてください。

超初心者の方にはこのハンドルを使ったカーブを描くのがやっかいだとは思いますが、

イラレを使う上で必須のテクニックなので、ペンツールのページを参考にぜひ習得してください。

ステッチが描けたら、針穴部分です。今回は少しリアルに描きたいので、針穴も表現していますが、針穴部分は無くても野球のボールに見えますので、省略しても問題ありません。

ツールボックスの楕円形ツールでステッチより少し太い丸を描きます。針穴は塗り=黒、線=透明の設定です。

黒い円が描けたら、オブジェクト→重ね順→最背面で黒い円を最背面に配置してください。

黒い円を最背面に配置できたら2つのオブジェクトを⌘+Gでグループ化しておいてください。

ステッチと針穴を増やします。

1つ目は「option」+「SHIHT」を押しながら適当な位置にドラッグします。
2つ目以降は「⌘」+「D」を繰り返せば等間隔に増やせます。

とりあえず、5つぐらいにして出来た5つを⌘+Gでグループ化して下さい。

反対側の縫い目を作るので、ツールバーのリフレクトツールをWクリックして、

リフレクトダイアログを表示し、リフレクトの軸:水平を選んでコピーをクリック。

反転した五本のステッチがコピーされます。

このままでは重なりがおかしいので、コピーしたステッチを下側にずらして、ステッチの端と端が重なる所まで移動します。

この時、表示→スマートガイドに✓を入れていると、アンカーポイントが重なった時に「交差」

表示されるので便利です。

ステッチの端と端が重なったら、下側のステッチのグループを少しだけ右側にずらします。

これも少しリアルに描くためのテクニックなので、省略しても問題は無いです。

ペンツールで上下のステッチの中心に少し太めの黒い線を引きます。

普通に線を描けば、赤いステッチが少しはみ出すと思いますので、はみ出した部分が隠れるぐらい

上下のステッチグループを上下に動かしてやります。

これで縫い目のベースは完成です。

リピートを付けてブラシに登録

ブラシに登録するためにリピートをつけます。「ここから、ここまでを繰り返す」という指示です。

イラレの場合、パターンやブラシでリピートを付けるときはオブジェクトの最背面に透明の四角を配置することでリピートを付ける事が出来ます。

なので、このステッチにも繰り返す範囲に透明四角を配置してやります。

まずはステッチのオブジェクトをスウォッチにドラッグしてパターンとして登録します。

今度はその出来たパターンスウォッチをアートボードにドラッグして引っ張り出します。

スウォッチに入れて出すだけの一見、無駄な作業ですが、取り出したオブジェクトの最背面には

透明の四角が自動で作られています。

縦の透明四角のサイズはこのまま使えます。あとは左右の透明四角を1ピッチのサイズに調整してやります。

ダイレクト選択ツールで透明四角の左の辺を選択し、上の一番左の針穴の左端まで移動します。

同じ要領で右の辺も移動します。これで1リピートの完成です。

ブラシに登録したときに、透明四角の範囲だけがブラシとして表示されます。

出来上がった物をブラシウインドにドラッグ。新規ブラシダイアログが表示されるので、

パターンブラシに✓をいれて、OKをクリック

パターンオプションが表示されますが、基本的には何もしなくてOKをクリック。

分かりやすいように名前を付けてもいいですが、付けなくても問題はありません。

OKをクリックするとブラシウインドウにパターンブラシとして表示されます。

これで縫い目のブラシの完成です。

ボールを描く

ブラシが完成したパターンブラシを使って、ボールを描いていきます。

楕円形ツールで円を描き、「⌘」+「SHIHT」で図10のように重なった3つの円を作ります。

真ん中の円が左右の円の中心を通るようにします。

この時も表示→スマートガイドに✓を入れているとやりやすいです。

両サイドの円を拡大縮小ツールをダブルックリックして、拡大縮小ダイアログを表示し

縦横比変更に✓、水平60%,垂直100%で縮小します。

この時、左右の円を一度に縮小せずに、1つずつ縮小してください。

縮小した両側の円に先ほど作成したパターンブラシを適用します。

両側の円を選択して、ブラシをクリックすればブラシは適用されます。

真ん中の円をコピーして、⌘+Fで前面へペーストして、更に重ね順を最前面へ配置します。

最前面に配置した円と両サイドの縫い目を選択して、オブジェクト→クリッピングマスク→作成を選んでマスクをかけます。

これでボールの中に縫い目が収まります。このままだと少し縫い目が太いので線幅で調整をしてやれば野球ボールの完成です。

パターンブラシで作成していますので、縫い目の入り方を少し変えてやるだけで、違う角度のボールを表現することが比較的簡単に出来ます。

また、他のグラフィックと組み合わせてあなたのチームロゴの作成にも使えると思いますので、

ぜひお試し下さい。



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