仕事での資料作成や学校での課題作成にAdobe Illustrator(イラレ)が
使えると非常に便利です。
パワポやエクセルでも資料は作れますが、やはりイラレで作製した方が見栄えも格段に良くなりますし、
グラフィカルな資料作成にはイラレの方が圧倒的に完成度が高くなります。
資料全体作成する事が出来ますし、グラフィックや見出しの一部を作製して
パワポやエクセルに貼り付けることも出来ます。
仕事や課題以外にもブログのアイキャッチやyoutubeのサムネ作成にも
非常に役立ちます。
ただ、「イラレはなんか難しい」とか、「何からやっていいか分からない」なんて声もよく聞きます。
そこで今回は今からイラレを始める方や、使い始めたばかりの初心者の方向けに、
本記事ではイラレの基本概念や覚えておきたい名称について、画像を使いながら丁寧に解説いたします。
イラレは貼り絵
私はIllutrator5から使い始めて約27年イラレを使ってきました。
その間、色々な機能が追加されてどんどん進化してきましたが、基本的な概念は変わっていません。
私が使い始めた時に会社の先輩から
「イラレは貼り絵」というように教えていただきました。
簡単に言うと正月の遊び「福笑い」です。
顔のパーツの上に目や鼻、口のパーツを重ねていく遊びです。
これと同じで、様々なパーツを重ねて1つのデザインを作成するのがイラレの基本概念です。
概念を理解するという意味で、イラレ初心者は有名な「青い猫型ロボット」をイラレで描いてみるのは
単純な形のパーツで出来ているので良い練習になると思います。
覚えておきたい各名称
イラレ初心者を悩ませるのは色々出てくる横文字の名称です。
これはイラレに限った事では無いですが、どんなソフトでも横文字のツールや機能が出てきますよね。
正式な名称が分からなくてもイラレは使えますが、
この名称が分からないと、知りたいことをネットで調べたくても、調べられなかったりしますので、
ここでは良く使う名称をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
■アートボード
お絵かきで言う画用紙がアートボードです。イラレで作業をする時の基準になります。
このアートボードを出力するサイズに設定してアートボード上に貼り絵をしていきます。
A4でプリントアウトする資料なら、A4サイズのアートボードを作製して、
作業をするので、完成のバランスが考えやすいです。
つまり、A4の紙の上に絵を描く感覚です。
私はこの発想でパソコン作業になれていたので、エクセルを初めて使ったときに
「なんでこんなにプリントアウトする時ののバランスとるのがめんどくさいんじゃ!!」
と思ってました。
■オブジェクト
オブジェクトは画用紙の上に乗せる貼り絵のパーツです。
オブジェクトにはパス、画像、テキストの3つの種類があります。
- パス・・・イラレで描かれた点を線でつないだ図形。
- 画像・・・写真のデータ。
- テキスト・・・フォントを使って書かれた文字データ。
画像やテキストは他のソフトでも使いますが、パスを使えるのがイラストレーターの
最大の特徴です。
そしてこのパスを使いこなせれば、イラレを使いこなしてると言えます。
今回はさわりだけなので、パスの説明は別の機会にさせて頂きます。
■ツールバー
ツールバーはオブジェクト(貼り絵のパーツ)を描いたり、切ったり、大きくしたりする
ツール(道具)の入ったお道具箱です。
鉛筆、消しゴム、はさみ、コンパスなど貼り絵のパーツを作る道具が充実しています。
ツールバーに関しての詳細はこちらの記事にまとめていますので、
ぜひ読んで見てください。
■ウインド
ツールによって作成されたパスや、テキスト、貼り付けた画像データなど、
を調整するための小窓です。
画用紙の大きさを変えたり、色を変えたり、フォントの種類を変えたり、きれいに並べたり、
様々なウインドがあります。
各種ウインドの説明は少しずつ記事を書いていこうと思いますので、
少しお待ちください。
まとめ
非常に簡単にイラレの概要をまとめてみました。今日から始めるという方にも
馴染みやすいように身近な物に置き換えてみました。
イラレというソフトの基本概念は
アートボードという画用紙に、オブジェクトという貼り絵のパーツを
ペンや筆というツールで描いて、貼り合わせて1つのイラストを作成するソフトです。
なので、あまり難しく考えずに皆さんも初めてみはいかがですか?
ただし、奥は深いです。27年間、仕事でイラレを使ってきましたが、
まだ一度も使った事のない機能も多々あります。
一度、イラレの魅力にはまると抜け出せないのでご注意を(笑)
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