こんにちはコマネコです。
今日はアパレル案件のクラウドソーシングについて、
デザイナー目線で書いてみたいと思います。
クラウドソーシングとの出会い
コロナ禍で仕事が激減し、ヒマをもてあましていた私は、
何か仕事はないかな〜とネット検索していたときにクラウドソーシングの事を知り、
どんな物か試しに登録してみました。
登録から約1年半ぐらいですが、
約20万円ぐらいの収入になったので、お小遣い稼ぎには悪くないなって感じです。
アパレルデザインがらみの案件は滅多にないのですが、普段の仕事では出会えないクライアントさんと
出会えたのは収入以外の収穫でした。
そんなクラウドソーシングをファッションデザインの切り口で見ていきたいと思います。
そもそもクラウドソーシングって何？
クラウドソーシングって最近よく聞くけど、
そもそも何？
クラウドソーシングっは
インターネット上で企業や個人が登録しているワーカーに仕事を発注（アウトソーシング）
する業務形態です。
「crowd（群衆）」＋「sourcing（調達）」＝「crowd sourcing」です。
ふーん、どんな仕事があるの？
システム開発、アプリ開発、WEBデザイン、ネットショップ構築、動画編集、翻訳、
ライティング、ナレーション、マーケティング、経理、アンケート、etc.
色々な業種、仕事があります。
どこでワーカーとして、登録が出来るの？
今では色んなクラウドソーシングのサイトがありますが、
有名なところで言うと、CrowdWorksやLancersなどが、
登録者も多いかな。
2021/12/23の時点で、CrowdWorkの登録者数は443万人。Lancersの登録者数は110万人。
クラウドワークスのアパレル案件
では、本日のテーマ：クラウドワークスにどれくらいのアパレル関係の案件があるのでしょうか？
よく見かけるのは以下の案件です。
- 海外在州者のお引取り及び発送等の仕事
- ECサイトの出品作業
- ECサイト向け商品の写真加工
あまりアパレル知識を必要としない案件が多いです。
デザイン系で多いのは
- Tシャツのグラフィック作成
- ブランドロゴ作成
こちらもグラフィック作成の能力がメインの案件です。
純粋なアパレルデザインの案件はたまににしかないのが事実です。
コレクション全体でデザインする、アパレルデザインはクラウドソーシングでの
外注がしにくいのかもしれません。
プロフィールの登録時の職種選択項目にも
「アパレルデザイナー」や「ファッションデザイナー」の項目が無いです。
この項目がないので、クライアント側の依頼数も少ないのかな？
クラウドワークスさんに「アパレルデザイナー」の項目を追加していただき、
アパレル案件も増えるように願うばかりです。
アパレルデザイナーが案件を受注するコツ
仕事柄、グラフィックの案件なども受けますので、
ブランドロゴのデザインやTシャツのグラフィックのコンペに
応募しても良いのですが、なかなかの競争率です。
1つの案件に100人以上が応募しているなんてのはざらにあります。
本職のグラフィックデザイナー達にまじって、コンペに参加してみても
なかなか勝てません。
なので、ある時からアパレルプロダクトにしぼって応募する作戦に変えました。
そういう案件に応募している人のプロフィールを見てみると、
WEBや印刷物のデザイナーがほとんどでした。これなら勝てそうな気がしたので、
アパレルの知識や経験を前面に出して、応募すると8割は良い反応をいただき、
6割ぐらいの確立で案件を受注出来ました。
クラウドワークスにアパレル系の案件を依頼されてる方も
応募者のプロフィールを確認して、
アパレルの経験があるかの確認をお忘れなく。
デザインだけなのに、アパレルの経験って重要？
きれいなデザイン画だけでは、製品になりません。
仕様書を書くスキルやパターンの知識、刺繍やプリント等の2次加工
等々、デザイン画から製品にするのはかなりのスキルが要求されます。
そういう知識も必要なのね。
特に仕様書を書くことをイメージして、デザインをしてるかで
商品に出来るかどうかが決まります。
Tシャツのグラフィックも色数が多いとコストがあがりますし、
細かいブランドロゴだと刺繍や織りネームで表現出来なかったりします。
アパレル系プロダクトの案件をどうやって探す
アパレル系プロダクトの案件を探すには少しコツがあります。
私はいつも以下の二つのカテゴリーから探しています。
クラウドワークスTOP画面上部左の「仕事を探す」から入って、
仕事カテゴリ→デザイン→プロダクトデザイン or その他（デザイン）
検索で「アパレル」と入れてもいいのですが、前述の海外からの発送作業や
ECサイト絡みの案件が多くて、デザインに関する案件は見つけにくいです。
項目を見る限り、仕事を発注する側もここにしか登録する項目が無いように思います。
新しいタイプのクライアントさんと出会える
普段の仕事では出会えないタイプのクライアントさんと
出会えるのもクラウドワークスに登録する魅力です。
私の普段のクライアントはアパレルメーカーや商社なのですが、
クラウドワークスでYOUTUBERさん等のインフルエンサーのブランド立ち上げの仕事も
数件受注しました。
普通のアパレルメーカーではやらないド派手なデザインやおもしろいデザインの
お手伝いをさて頂きました。
発信力のある個人が物を売っていく時代が目の前まで来ていることを実感しました。
まとめ
現状ではクラウドワークスでアパレルデザイナーの活躍の場はあまりありません。
クラウドワークスからの収入だけで、生活するのは厳しいと思います。
でも、全く無いわけではないので、私の様にお小遣い稼ぎや、副業としては
クラウドワークスを利用するのはありだと思います。
アパレルデザイン系の登録者が増えて、案件が増えることを願っています。
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